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Loom Networkの仕組みは? -Loom Networkを用いたブロックチェーンゲームも紹介!

Dbit2018/12/28 07:00 午前
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前編にあたる「Loom Networkとは? -ゲームやアプリ開発に特化したサイドチェーン」では、Loom Networkの概要と具体的なプロダクトを紹介しました。後編となるこの記事ではLoom Networkの仕組みと、Loom Networkが提供しているプロダクトを用いて開発されているブロックチェーンゲームを紹介していきます。


Loom Networkの仕組みは?


※このセクションはブロックチェーンに関する知識を前提としています。少し難しいと感じた方は記事末の関連記事も合わせてご覧ください。


Loom Networkは、イーサリアムのスケーリングを実現するためのプラットフォームです。そして、「Loom SDK」を中核として構成されています。Loom SDKは、イーサリアムをベースレイヤーとした独自のサイドチェーンである「DAppチェーン」を構築するためのツールです。また、ひとつのDApp1にはひとつのDAppチェーンが対応しています。


現状では、Loom Networkは以下のような構成となっています。なお、赤枠で囲われている部分は2018年第4四半期〜2019年第1四半期に注力して開発される領域です。



DAppチェーンは、アプリ開発の目的に応じてコンセンサスアルゴリズムなどの仕様を選択できるため拡張性が高いのが特徴的です。例えば、大規模なオンラインゲームアプリの場合は、安価な手数料で大量のトランザクションを処理できるDPoSが採用されます。


ただし、このアルゴリズムでは承認ノードに対する信頼が必要になる上に、分散性が損なわれます。そこで、Plasma(Plasma Cash)を採用することで、DAppチェーンのセキュリティと分散性の担保を目指しているのです。ゆえに、DAppチェーンが機能停止に陥ったとしても、メインチェーンに資産を安全に転送できます2


なお、前編でも紹介したトレーディングカードゲーム「Zombie Battleground」には、Plasmaを採用した初のDAppチェーン上が利用されています。


Loom Networkを活用したプロダクトの例


Loom Network複数のブロックチェーンゲームに利用されています。ここではいくつかの事例を紹介していきましょう。


歴史上の英雄たちでバトル!「MyCryptoHeroes」



MyCryptoHeroesは、2018年11月末に正式版がリリースされた対戦型のブロックチェーンRPGです。歴史上の有名人をヒーローに見立て、育成とアイテム収集、プレイヤー同士のバトルが楽しめます。


なお、Dbitでは、開発会社であるdouble jump.tokyoの上野広伸CEO/CTOへのインタビューを掲載していますので、開発秘話などが気になる方はぜひご覧ください。



仮想の不動産に投資するゲーム?「ETH.TOWN」(イーサタウン)



ETH.TOWN(イーサタウン)は仮想の不動産に投資するゲームです。不動産の購入やアイテムの収集、キャラクターを使ったバトルなどができます。


Loom Networkのこれから



この記事のポイント

・Loom Networkは、イーサリアム上で開発されるゲームやアプリ向けのプラットフォーム
・17万人以上が利用したSolidityの無料学習サービス「CryptoZombies」をはじめとして、大きな利用者・開発者コミュニティを形成している
・日本発のブロックチェーンゲーム「MyCryptoHeroes」など、多くのゲームアプリケーションにLoom Networkが利用され始めている



この記事でも解説したように、Loom Networkは、イーサリアムベースのスケーリング技術であり、その目的は大規模なオンラインゲームやソーシャルアプリを開発・運営するためのプラットフォームとなることです。


すでに動いている複数のプロダクトがある点や教育コンテンツを積極的に提供している点は、ブロックチェーン業界の発展に貢献していると評価できるでしょう。


Loom Networkは、日本版の公式ブログで頻繁に情報を更新しているので興味のある方はフォローをおすすめします。


【$1】

▼Loom Network(日本語版)
https://medium.com/@loomnetworkjp

▼Loom Network Journal(英語版)
https://medium.com/loom-network


脚注

1. DApp:Decentralized Applicationの略。「分散型アプリケーション」と訳されることが多い。その定義は定まっておらず、「ブロックチェーン上で開発されるアプリケーション」という意味で使われることが多い。

2. ERC20やERC721トークンなど、イーサリアムと互換性のある規格に従って生成されたトークンに限る。


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